弊社では経済産業省推進資格であるITコーディネータの知見を活かした、中小規模事業者向けのIT導入支援事業を積極的に推進しております。大企業と比較すると中小規模事業者のIT活用は遅れているのが実状であり、その差は広まる一方です。中小企業白書の報告結果によると、ITを活用している企業とそうでない企業とでは、利益率に明らかな差があることが分かっています。
IT活用が急務であるという危機感を持ちながらも、どこから手を付けてよいか悩んでいる経営者の方も少なくないかと思います。多様なサービスが生み出される中で、自社にとって最適なITサービスを選択することはますます難しくなってきており、日々多忙な経営者がそれらのサービスの導入を推進することは非常にハードルが高いものです。その一方で、現場手動でツールを導入すると、導入効果を測定することが難しくなるというジレンマもございます。
弊社では2016年から各種セミナーによるIT活用の啓もうや、個別の中小規模事業者のIT活用指導を行ってまいりました。2018年・2019年には大田原商工会議所様からの委託を受けて、主に大田原市内の飲食店・小売店様を対象にしたITツール選定・導入支援を行っており、相談件数は30件を超えております。
また、中小企業庁の委託事業であるミラサポの登録専門家としても活動しており、中小企業の皆様自身にご負担いただくことなく、最大年3回までの個別指導のご相談をいただくことが可能となっております。あわせて、栃木県よろず支援拠点の登録専門家としても認定いただいており、こちらのスキームもミラサポと併せてご利用いただけます。
順調に業績を伸ばす中で、増える受注に対応するために拠点を増設してきた。2019年には第三工場の稼働が開始する。これまでは経営者自身が日々の生産計画をたて、実績を電話で確認しながら工場を管理してきたが、今までと同じやり方では運用が回らない事が明らかである。第三工場の稼働をきっかけに、各工場で自主的に進捗を管理し、経営者自身はモニタリングに徹する流れに変えていきたい。
各工場間の生産計画・実績をITツールを使って共有することで課題を解決できないか。
日々の生産計画と実績をGoogleスプレッドシート上で共有し、各工場に設置した55インチの大型モニタ上で作業員と経営者が同じ情報をリアルタイムに把握できる仕組みを構築。スプレッドシートの更新は事務員が決まった時間に行い、各作業員は状況を事務員に報告。
経営者は出張先でも、タブレットから状況を把握できるようになった為、都度電話で確認すること無く、その場で判断が出来るようになった。
作業員が皆同じモニタ画面を見ながら作業をすることで、進捗を自分で管理するという意識が高まり、経営者の指示なしに自発的に作業計画を立てることが出来るようになった。
この事例は平成30年度のよろず支援拠点の優秀事例として、よろず支援拠点成果事例集にも掲載予定です(令和2年3月頃発刊)
ご主人とその奥様、お母さまの3人で営む飲食業である。これまではお母さまが経理を行ってきたが、高齢という事もあり、経理業務を奥様に引き継ごうと考えている。これまでは毎日紙に売上を記帳し、纏めたものを商工会議所様の記帳代行サービスをつかって整理してもらっていた。
また、今使っているレジが軽減税率に対応していないので、この機にクラウドPOSレジの導入を考えている。同じタイミングで経理業務もこのタイミングで引継ぎたい。
軽減税率対策補助金の活用を提案し、設備導入にかかるコストを2/3(タブレットは1/2)に抑えることが出来た。クラウドPOSレジにはAirREGIを選定し、マスタ設定はこちらで行って操作説明にも立ち会った。
経理業務を行うためのクラウド経理サービスとしては、AirREGIと連携可能なMFクラウド確定申告を選定し、サービス連携の設定を行った上で、商工会議所の指導員の協力も得ながら、売上・経費入力を支援した。
現在は毎日の売上が直接クラウド経理に自動反映されるので、事務作業が軽減されている。
弊社ではこれまで県や市、商工会議所様からの依頼をいただきまして、各所でセミナーを実施させていただきました。これまで弊社で支援させていただいた事例のご紹介をベースに、経営者様自身がITに取り組む際の、きっかけとなるエッセンスをお話し致します。
事前にご依頼いただいたテーマに沿って内容を検討いたしますので、まずは当社にご相談ください。