皆様こんにちは、価値ラボ株式会社の藤井です。主にRPAの導入支援やシナリオ作成代行を行っております。
今回はRPAツール「アシロボ」を使って、ファイルを整理するシナリオを作成したいと思います。
はじめに、RPAについて説明します。
RPAとは
ロボティック・プロセス・オートメーション(robotic process automation)の略語。
主に定型作業をパソコンの中にあるソフトウェア型のロボットが代行・自動化する概念です。
簡単に言うと「人がパソコンで行っている事務作業を代わりにやってくれるソフトウェアロボット」ですね。
様々なRPAツールがありますが、このブログで使用しているのは主に「アシロボ」です。
アシロボとは
ディヴォートソリューション株式会社が提供する中小企業向けのRPAシステムのことを指します。中小企業や大企業の部署単位向けに開発し、低価格×簡単操作を可能にした官公庁~中小企業まで企業規模に関わらず採用される次世代型RPA製品です。
出典:アシロボとは?魅力・特徴・価格を詳しく解説! | RPA HACK
それではシナリオ紹介に移ります。
少し長くなってしまったので、前半と後半の2回に分けて紹介します。
- 前半:ファイルに記載してある内容をファイル名に追加して何のファイルなのかわかりやすくする ←今回の内容
- 後半:ファイル名変更後、日付ごとにフォルダ分けする
(※このブログに使用しているファイル等は全て架空のものです。)
それではいきましょう!
このように中身が不明のPDFファイルがあります。
例として注文書を用意しました。現在のファイル名は発注ナンバーになってます。
あなたは上司に、「ファイル名を発注ナンバー_取引先名_発注日に変更しておいてください。」と頼まれました。
少々面倒ですね。
このような地味に面倒くさい作業をアシロボにやってもらいましょう。
(とても健気に動いてくれました。ぱちぱちぱち)
私が手作業でやったところ、一つのファイルあたり約57秒かかりました。
57 × ファイルの数12個 = 684 なので、11分以上かかる計算です。
ファイルが100個あったら約1時間35分。残業ですね。
以下、アシロボのシナリオ画面です。
(クリックで拡大できます)
コマンドNo29の詳細画面です。
一見、文字列の入力欄にデータ参照IDが使えなそうですが
${文字} ←この様にしてデータ参照IDを呼び出すこともできますのでお試しください。
次回は、ファイル名から発注日を抽出し、発注日ごとにフォルダを作成して、
作成したフォルダにファイルを移動するシナリオを作りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもお役に立てたら幸いです。
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