皆様こんにちは、価値ラボ株式会社の藤井です。主にRPAの導入支援やシナリオ作成代行を行っております。
今回は「アシロボ」を使ってメールを送信するシナリオを作ってみようと思います。
その前に、RPAって何?アシロボって何?という方もいると思うので簡単に説明します。
はじめに、RPAについて説明します。
RPAとは
ロボティック・プロセス・オートメーション(robotic process automation)の略語。
主に定型作業をパソコンの中にあるソフトウェア型のロボットが代行・自動化する概念です。
簡単に言うと「人がパソコンで行っている事務作業を代わりにやってくれるソフトウェアロボット」ですね。
様々なRPAツールがありますが、このブログで使用しているのは主に「アシロボ」です。
アシロボとは
ディヴォートソリューション株式会社が提供する中小企業向けのRPAシステムのことを指します。中小企業や大企業の部署単位向けに開発し、低価格×簡単操作を可能にした官公庁~中小企業まで企業規模に関わらず採用される次世代型RPA製品です。
出典:アシロボとは?魅力・特徴・価格を詳しく解説! | RPA HACK
それでは、シナリオの解説に移ります。
シナリオの内容
エクセルに入力してあるメールアドレス宛に給与明細を添付して送る
(結果的に、このシナリオでは13秒で5人の方に給与明細を送信できました。)
この記事でわかること
- データ参照IDの使い方
- エクセル操作をスピードアップする方法
社員メールアドレス一覧↓
架空のデータです。
シナリオの画面↓
コマンドのメモ欄を使用して、細かい説明を書いたので拡大して見てください。
(クリックして拡大できます)
メール送信コマンドの詳細画面↓
ファイル名にデータ参照IDを使用する例。
給与明細のファイルは
さくら_3月分_給与明細.pdf
穂波_3月分_給与明細.pdf
花輪_3月分_給与明細.pdf
.
.
.
と名前を付けて保存してあります。
添付ファイルのファイル名を「${氏名}_3月分_給与明細」とすることで社員メールアドレス一覧で取得した氏名が${氏名}に入ります。
(3月分の箇所を${先}月分とするのを忘れていました…)
データ参照IDとはプログラミングで使われる変数(値を入れておく箱)と同じようなものです。例えば、
この場合は「x = 1」
xには1が入っているということになります。
記憶の計算コマンドを使用してxに1を足すことができます。
これでxは2になりました。
A${x}とすれば、エクセルの値を取得したりする時にも使えます。
変数についてわかりやすく説明している方がいるので、もう少し知りたい方はこちら(わわわIT用語辞典)を読んでみてください。
そして、エクセルの集中処理におすすめのコマンドが
待機・処理・エラーの「コマンド間待機時間を変更」コマンドです。
待機時間を0秒にするとかなり早いスピードで処理を行ってくれます。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもお役に立てれば幸いです。
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